Fateで人気!俵藤太を祀る鵜森神社へ参拝!御朱印とアクセスも

鵜森神社本殿1 Fateシリーズ

今回は、Fateシリーズの1つ、Fate/GrandOrderに登場するアーチャーのサーヴァント・俵藤太を御祭神として祀る、三重県四日市市に鎮座する「鵜森神社」をご紹介します。

Fateシリーズにおける俵藤太は、2020年に劇場版の上映が決定しているFate/GrandOrderのメインシナリオ第6章「神聖円卓領域キャメロット」にて味方側のサーヴァントとしても活躍します。

FGO俵藤太

レアリティは☆3と、恐らく新米マスターでもない限り、殆どのマスターが宝具レベルは最大の5に達していると思います。

アーチャークラスの☆3サーヴァントとしては貴重な全体攻撃宝具の持ち主ですが、正直なところ、いつも愛用しているよ!というマスターはあまり見かけません・・・。

とはいえ、史実において彼が成し遂げた大ムカデ退治や、平将門の乱平定(平将門を討ち取ったとも)などの逸話は非常に有名です。

ちなみに「俵藤太」という名前は別称で、「藤原(田原)藤太秀郷」という名前が本来の名前だと言われており、この藤原秀郷は現在日本で1番人口が多い「佐藤」姓の代表的な祖先です。

さらに世代を遡ると、この俵藤太は藤原鎌足の子孫であり、俵藤太が藤原姓も名乗るのは、この藤原鎌足の家系に連なる藤原氏であるからだということが分かっています。

この記事を読んでいるそこの佐藤さん!ご先祖様を敬う気持ちを持って、俵藤太をちゃんとパーティーに入れましょうね!

さて、それでは俵藤太が祀られている鵜森神社へお参りしていきましょう。

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鵜森神社の由緒

三重県四日市市。近鉄四日市駅から南西にわずか300Mのところにある、鵜の森公園中央に鎮座するのは、俵藤太(藤原藤太秀郷)を祀る「鵜森神社」です。

読みは「うのもりじんじゃ」。

神社の正確な創建時期は明らかになっていませんが、江戸時代初期の17世紀中頃ではないかと言われています。

創建当時には「鵜森大明神」と称し、主祭神として「田原(俵)藤太秀郷」を祀っていたと伝わります。

社名にある「鵜森」とは、かつて境内周辺は松林の続く海岸だったそうで、そこには海鵜が多く生息していたことに起因しています。

「江田神社」と称していた時代もあるそうですが、こちらも周辺の地名にちなんで名付けられた名称だそうです。

西暦1909年には、境内別社である菅原神社・御霊神社と合わせて1社として祀るようになり、現在の名称である「鵜森神社」へと改称しました。

鵜森神社の御祭神に菅原道真公や天照大御神などが含まれているのはこの為です。

なお、この合祀の際には鵜森神社北東に位置する「四日市諏訪神社」との合祀案もあったそうですが、こちらは当時の諏訪神社宮司による強固な反対があり、実現しなかったそうです。

また、神社創建以前はこの地に浜田城というお城が建っており、その浜田城を築城したのが田原(俵)藤太秀郷を祖先に持つ田原美作守忠秀だったと伝わります。

つまり、田原(俵)藤太の血脈を受け継ぐ家系のお城だったということですね。

しかしながら、浜田城は西暦1575年に織田信長の配下である滝川一益が率いる軍勢に攻め落とされます。

>>Fateで人気!織田信長が祭られる建勲神社の御朱印とアクセス方法

その後すぐに修復されるものの、1度目の落城からわずか9年後の西暦1584年には、今度は羽柴(豊臣)秀吉の軍勢によって再び攻め落とされて完全に崩城

その戦いにおいて、かつて浜田城を治めていた田原家の子孫も討ち死にし、田原家は滅亡します。(※滅亡当時、田原家は浜田家に改姓している)

現在は、当時の城門を再現した門と浜田城跡碑が参道脇に残るのみで、当時の浜田城の面影を残すものは何も残っていません。

鵜森神社へお参り・本殿

御祭神:天照大御神・建速須佐之男命・菅原道真・田原藤太秀郷及び浜田城城主4代

鵜森神社は「鵜の森公園」という大きな公園の中に鎮座しており、四方どこからでも境内に入ることが出来ます。

一の鳥居は公園の東側にあります。

鵜森神社一の鳥居

鳥居をくぐると、正面・右手・左手にそれぞれ道が分かれており、正面に社殿、左手には浜田城跡碑と鵜の森公園へと続く道、右手は社務所へと繋がっています。

まずは本殿にお参りしましょう。

参道を正面に進むと、左手には手水舎があります。

鵜森神社手水舎

ここで手と口をお清めします。

さらに参道を進むと、左手には御祭神である田原(俵)藤太の伝承・大ムカデ退治が描かれています。

鵜森神社俵藤太図2

鵜森神社俵藤太図1

本殿に到着しました。

鵜森神社本殿1

鵜森神社本殿2

「すみません、レベル上げどころか、銅種火1枚すら食べさせたことがなくて本当にすみません」

という思いを込めて、二礼・二拍手・一礼にてお参りします。

鵜森神社には、社宝として「十六間四方白星兜鉢」(国指定重要文化財)が安置されています。

鵜森神社社宝「十六間四方白星兜鉢」
※画像は四日市市公式HPより引用

この兜は、俵藤太が大ムカデ退治を成し遂げた際に、琵琶湖の龍神から与えられた兜だと伝わります。

俵藤太が生きていたのは西暦891年~991年頃だと言われていますので、これが本当に俵藤太のものであるならば、実に1000年以上も現存していることになります。

なお、この「十六間四方白星兜鉢」は年に1度だけ、毎年10月の第2日曜日に社殿にて一般公開されており、直接拝観することが出来ます。

う~ん、FGOの俵藤太はこんな兜被ってないけどなぁ~・・・。

本殿参拝後に後ろを振り返ると、皇大神宮遥拝燈がありました。

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鵜森神社皇大神宮遥拝所

ちなみに皇大神宮とは、鵜森神社と同じ三重県に鎮座し、全ての神社の本宗である伊勢神宮・内宮のことです。

鵜森神社へお参り・田原稲荷大明神

御祭神:猿田彦命・保食神・大宮能賣命

本殿横には、非常に目立つ赤い鳥居連が。

鵜森神社田原稲荷大明神鳥居

私はお稲荷様に縁のある家系ですので、なんというか、もう“気配”で分かります(笑)

至る所でご挨拶しているような気もしますが、今回も参拝させて頂きました。

鵜森神社田原稲荷大明神2

鵜森神社へお参り・浜田城跡碑

一の鳥居を左手に進むと見えてくるのは、鵜森神社創建以前にこの地に築城されていたと伝わる浜田城跡の石碑があります。

俵藤太の子孫が築き上げた浜田城ですが、先述の通り、現在は石碑と再現された城門以外、何も残っていません。

鵜森神社浜田城跡石碑

鵜森神社浜田城門再現

鵜森神社へお参り・鵜の森公園

鵜森神社を取り囲むように鵜の森公園があります。

鵜森神社鵜の森公園

鵜森神社鵜の森公園2

公園の南側はベンチや滑り台等が置かれた憩いの広場になっており、西側は芝生の広がる運動広場になっています。

鵜森神社鵜の森公園3

公園の南西側には、茶室「泗翠庵(しすいあん)」があり、気軽にお茶を楽しめたり、お庭の見学をすることも出来ます。

鵜の森公園泗翠庵

>>四日市市茶室「泗翠庵」公式HP

また公園西側の隅には、昭和20年の太平洋戦争の終戦間近に起きた四日市大空襲の犠牲者を追悼する「四日市空襲殉難碑」も建てられています。

鵜森神社で頂ける御朱印と受付時間

今回頂いた御朱印はコチラ。

鵜森神社御朱印

鵜森神社の朱印に、墨(インク?)が入れられています。

初穂料は300円で、御朱印帳に直接書いて頂きました。

社務所で頂けます。

鵜森神社社務所

オリジナル御朱印帳は確認出来ませんでした。

社務所の方に鵜森神社と浜田城について軽く解説をして頂き、見逃していた浜田城跡碑を慌てて確認しに行ったのは内緒です(笑)

なお御朱印が頂けるのは社務所が開いている9時~15時となっていますので、ご注意下さい。

鵜森神社へのアクセス方法

鵜森神社へは、車の他、いずれの公共交通機関でも無理なく参拝することが出来ます。

ただし、車で参拝する場合は参拝者専用の駐車場はありませんので、周辺のコインパーキングをご利用下さい。

コインパーキングは鵜の森公園の四方に十分な数があるので、どこにも停められない!という状況にはならないと思いますが、駅の近くということもあって満車のところも幾つか見かけました。

あえて鵜の森公園の近くではなく、徒歩数分離れた場所にあるコインパーキングを狙うのが吉かもしれません。

電車で参拝する場合は、近鉄「四日市駅」下車、徒歩5分程度です。

バスで参拝する場合は、三重交通バス「近鉄四日市駅」下車、5分程度です。

まとめ

✔名称
鵜森神社

✔御祭神
天照大御神
建速須佐之男命
菅原道真
田原藤太秀郷及び浜田城城主4代

✔所在地
三重県四日市市鵜森1丁目13-6

✔営業時間
年中無休 9時~15時

✔専用駐車場

近隣のコインパーキングを利用

✔御朱印
社務所にて頂く
初穂料:300円

✔アクセス方法
車の他、電車・バスいずれも可
電車:近鉄「四日市駅」下車、徒歩5分程度
バス:三重交通バス「近鉄四日市駅」下車、徒歩5分程度

✔公式ホームページ
>>鵜森神社 公式HP

✔その他特記事項
〇鵜森神社は鵜の森公園の中に鎮座
〇四日市市が運営する茶室「泗翠庵」で休憩も出来る

 

近鉄「四日市駅」から、「鵜森神社」

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この記事を書いた人
篠町

30代に突入した製薬会社に勤めるサラリーマン。
仕事にやりがいを見い出せず、プライベートで趣味の競艇や寺院仏閣巡りに精を出す。御朱印集めも大好き。

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