Fateで人気!鈴鹿御前を祀る片山神社へ参拝!アクセス方法も

片山神社一の鳥居 Fateシリーズ

今回は、三重県と滋賀県の県堺に鎮座する「片山神社」をご紹介します。

旧東海道は鈴鹿峠、国道1号線沿いに鎮座する片山神社は、Fateシリーズで人気キャラクターの1体である「鈴鹿御前」を祀る神社です。

FGO鈴鹿御前

Fateシリーズでは「Fate/EXTRA CCC FoxTail」にて初登場。

スマホゲーム「Fate/GrandOrder」においても女子高生風の衣装で登場し、ビッグタイトルが揃うFateシリーズの中では比較的マイナーな作品の出身にもかかわらず、多くのファンを獲得しています。

「いや、やっぱJKっしょ!巫女もいいけど恋をするなら女子高生、これ以外ないって感じ!」

とは彼女の言。

私も実装直後に召喚成功したマスターの1人で、コスト面でレアリティ☆4の彼女には割と頼る場面が多い気がします。

ファンの間では「JKセイバー」の愛称で親しまれている鈴鹿御前ですが、何気にFateシリーズ初の女体化していない元々女性だったセイバーです。

作中では、鈴鹿峠を挟んで反対側に鎮座する「田村神社」に祀られる坂上田村麻呂と夫婦になるものの、悲劇的な結末を迎えた、という設定になっていますが、現代日本に伝わる彼女たちの伝説の多くは、いわゆるハッピーエンドなのはマスターであるあなたも知っておくべきでしょう。

今回はそちらの伝説にも少し触れたいと思います。

それでは、そんな鈴鹿御前が祀られる「片山神社」へお参りしていきましょう。

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片山神社の由緒

三重県亀山市。鈴鹿峠麓の滋賀側に鎮座する「田村神社」を通り過ぎ、そのまま国道1号線を三重方面へと進みます。

>>坂上田村麻呂を祭る田村神社へ参拝!御朱印とアクセスも

やがて鈴鹿峠も半ばを過ぎ、三重県へと入ってすぐのトンネルを抜けた先で、見逃してしまいそうな脇道の先に鎮座するのは「片山神社」です。

片山神社 入口1

読み方は「かたやまじんじゃ」。

神社の創建時期は不明です。

元々は周辺の山でそれぞれ別々に祭られていた「瀬織津姫・伊吹戸主・速佐須良姫・倭姫命」の4柱が合祀された神社です。

瀬織津姫は水神、伊吹戸主は風神、速佐須良姫は祓神の側面を持ち、倭姫命は古代日本(西暦200年以前)の皇族と言われています。

このうち、瀬織津姫と鈴鹿御前が同一視されています。

かつては、伊勢神宮へ向かう斎王(伊勢神宮へと奉仕する巫女)の禊が行われていたそうです。

また、片山神社が鎮座する鈴鹿峠は、古くから伊勢国と近江国を結ぶ交通の要衝である旧東海道の一部で、平安時代末期になると、鈴鹿峠を通る行商人や豪族を狙って鬼や盗賊などが跋扈していたという記録が残っています。

その中に「立烏帽子(たてえぼし)」という名前の女盗賊・女鬼が記されていますが、この「立烏帽子」こそが鈴鹿御前だと言われています。

Fate/GrandOrderにおいても、鈴鹿御前は第二再臨で立烏帽子を被っています。

そして伝承及び、Fateシリーズ作中のいずれにおいても、この「立烏帽子」こと鈴鹿御前は、自身の討伐を命じられた征夷大将軍・坂上田村麻呂と運命的な出会いを果たします。

その後、坂上田村麻呂と夫婦になり数々の伝説を残した鈴鹿御前は、その死後、旧東海道・鈴鹿峠の守護神として祀られるようになったのが神社の発祥だと伝わります。

江戸時代には、坂上田村麻呂を祀った田村明神(先述の田村神社とは別社)が片山神社に合祀さたという記録も残っています。

鈴鹿御前のFateシリーズの作中設定と古代伝承との相違点

Fateシリーズにおいての鈴鹿御前は、第4天魔王の娘として日本を侵略するために天界から遣わされた悪魔、もしくは鬼という設定です。

自身を討伐しに来た坂上田村麻呂とお互い一目惚れの恋に落ち、コンビを組んだ鈴鹿御前は数多くの鬼を討伐します。

そして坂上田村麻呂の宿敵でもある大嶽丸(日本三大妖怪の1体)討伐の為に、大嶽丸の偽りの花嫁となり、内側から守護結界を破壊して坂上田村麻呂を助けます。

ところが、鈴鹿御前の真意を知らない坂上田村麻呂は、彼女の嫁入りを裏切りだと勘違いしてしまい、そのまま大嶽丸ら鬼と共に鈴鹿御前をも殺害してしまいます。

このように、Fateシリーズで初めて鈴鹿御前を知ったマスター達は、悲劇のヒロインとして彼女を認識していることが多いのですが(JKを装っているのもあり、初見ではそうにも見えませんが)、伝承によると彼女の物語の結末は、ハッピーエンドで締めくくられるものが多いです。

伝承には主に「古写本版」「鈴鹿の草子版(田村の草子とも)」がありますが、Fateシリーズでは両方を上手く織り込んだ後発の人形活劇・奥浄瑠璃版を主設定に採用しつつ、結末のみオリジナル要素で描かれているようです。

古写本と鈴鹿の草子、及び奥浄瑠璃、どの伝承においても、鈴鹿御前は坂上田村麻呂(もしくは彼をモデルとした人物)と夫婦の契りを交わし、大嶽丸などの悪鬼退治を通して絆を深めます。

古写本版では「立烏帽子」として鈴鹿峠に巣食う女盗賊の鈴鹿御前が描かれており、坂上田村麻呂(田村将軍・俊宗とされる)との間に娘をもうけるなどしますが、25歳で天命を全う。

しかし、鈴鹿御前の死を受け入れられない坂上田村麻呂は冥土に赴き、閻魔大王を前に大暴れします。

これに困った閻魔大王は、鈴鹿御前を現世へと送り還すという荒業で坂上田村麻呂の怒りを治めます。

生き返った鈴鹿御前は、坂上田村麻呂と2度目の夫婦の契りを交わし、2人は幸せに暮らした。と伝わります。

鈴鹿の草子版では、鈴鹿御前は天女(巫女)として描かれており、坂上田村麻呂と契りを交わした後、鈴鹿御前に言い寄る大嶽丸を共に討伐し幸せに暮らしたと伝わります。

Fate/GrandOrder作中において、第三再臨以降は天女のような装いになるのは、この伝承を設定に用いたからだと思われます。

奥浄瑠璃版では、鈴鹿御前は女盗賊でも天女でもなく、第4天魔王(第6天魔王とも)の娘として天から遣わされた悪魔として描かれおり、立烏帽子と名乗って大嶽丸と手を組み日本国を魔国にしようと目論むも失敗。

その後、自身を討伐に来た坂上田村麻呂と夫婦になって大嶽丸を討伐する話や冥土還りの話などは古写本版とほぼ共通しています。

奥浄瑠璃版での鈴鹿御前は103歳まで生きたとされており、やはり悲劇とは程遠い結末となっています。

鈴鹿御前にまつわる土地を訪れる際は、基本的に永遠の愛の象徴として坂上田村麻呂と鈴鹿御前が取り上げられていることを私たち、鈴鹿御前のマスターは知っておく必要があります。

さもないと、現地との温度差に興醒めしてしまうこと請け合いです。

片山神社へお参り

国道1号線。南方に鈴鹿川、北方に田村川を望む鈴鹿峠を滋賀方面から三重方面へと進む一方通行の道路を進み、滋賀県と三重県の県境トンネルを越えてすぐの緩やかな右方向へのカーブ。

ともすれば見逃してしまいそうな小道へと入り、車1台通るのがやっとという狭い道を進んだ先に片山神社の一の鳥居が見えて来ます。

片山神社入口2

片山神社へと向かう道

片山神社一の鳥居

鳥居のすぐそばには、誰かが定期的に清掃していることが伺える手水舎があります。

片山神社手水舎1

片山神社手水舎2

同じく旧街道沿いに鎮座し、Fateシリーズにも登場する酒呑童子が祀られている「首塚大明神」のようにあまり管理されていない(失礼かもしれませんが、本当にそう感じました)神社を予想していましたが、いやはや、非常に雰囲気のある立派な佇まいです。

>>teで人気!源頼光と坂田金時が酒呑童子の首を埋めた「首塚大明神」へ参拝!

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手水舎と反対側には「鈴鹿流薙刀術発生之地」と刻まれた石碑が建っています。

片山神社鈴鹿流薙刀術発生之地碑

江戸時代から今現在まで継承されている流派だそうですが、知識も興味も無いため、その発祥などは詳しく判りませんでした。

その奥には、東海道・鈴鹿峠の道標が建てられており、よくよく周りを見渡してみると、確かにここが旧東海道・鈴鹿峠の道中であり、その道祖神(守護神)として片山神社が祀られていたことが分かります。

片山神社鈴鹿峠道標

片山神社旧東海道

一の鳥居をくぐると、門があり階段が境内奥へと続いています。

片山神社門

門の横には摂社らしき社がありますが、何の神様を祀っているのか判りませんでした。

片山神社摂社らしき社1

また、境内中腹には愛宕社がありました。

片山神社愛宕社

古い社なのか、後から建てられた囲い社殿に守られており、戸の隙間からしか中を伺うことは出来ませんが、私の住む京都府には全国愛宕神社の総本山である愛宕山・愛宕神社がありますのでお参りさせて頂きました。

ここまで登ってくると、急に境内が荒廃した様子になります。

片山神社境内中腹

後ろを振り返ってみても、やはり様相が一変しています。

境内中腹から一の鳥居

というのも、片山神社は平成11年に何者かによる放火によってその本殿を焼失しています。

古来、片山神社に合祀された神社は度々火災によって社殿を焼失してきたそうですが、火の神・加具土命を祀る愛宕社を摂社に祀る片山神社もその憂き目に遭うとは、何とも言えない気持ちになります。

片山神社に火を放った犯人はまだ捕まっていないそうですが、これは大変罰当たりな所業であり、果たして犯人がまだこの世にいるのかどうか怪しいものです。

本殿跡へと続く2本の階段は所々崩れかかっており、注意しながら登る必要があります。

片山神社本殿へと続く石階段

その階段の先にはかつて本殿が建てられていた跡地があります。

片山神社本殿跡3

片山神社本殿跡1

ススキや雑草の覆い繁る本殿跡地は、最早どこがどうなっていたのかすら分かりません。

かつての本殿を収めた画像や資料、写真なども見つかりませんでした。

荒廃してしまった本殿跡を見ながら、ついつい「うわぁ、これはひどい・・・。」と独り言ちてしまいます。

本殿跡地の奥には、放火の影響なのか崩れかかっている摂社らしき社を見つけましたが、こちらも何の神様を祀っているのか判りませんでした。

片山神社本殿跡2

片山神社摂社らしき社2

今なお周辺住民から厚く信仰されているであろう神社本殿の荒れ果てた跡地に、なんとも言えないやるせなさを感じつつ、片山神社を後にします。

一の鳥居を出たところで、本殿跡地の荒廃ぶりに鈴鹿御前へのご挨拶を忘れていたことに気付き、門の脇にお賽銭を置き、二礼・二拍手・一礼にてお参りします。

その際に、門の隅に魔除けの猪目(いのめ)を見付けました。

片山神社猪目2
※写真中央、逆さまのハートマーク

今後、片山神社が再興され、二度と不届き者による犯行が行われないことを願っています。

片山神社へのアクセス方法

片山神社へは、車でのアクセスをオススメします。

国道1号線沿いに建つ神社ですので徒歩や自転車でも参拝は可能ですが、鈴鹿峠を徒歩や自転車で越えようとするのはオススメ出来ません。

道の駅がある田村神社からも徒歩では2時間近くかかると思います。

小道に入ってすぐに3台ほど駐車可能な小さな空き地がありますので、そこに一時的に駐車すると良いでしょう。

片山神社駐車スペース

駐車禁止の標識はありませんので、交通違反にはならないと思いますが、他の参拝者や登山に訪れる方の邪魔にならないよう注意しましょう。

まとめ

✔名称
式内社 片山神社

✔御祭神 御本尊
瀬織津姫
伊吹戸主
速佐須良姫
倭姫命

✔所在地
三重県亀山市関町坂下636

✔営業時間
不明

✔専用駐車場

近くの空き地を利用

✔御朱印
不明

✔アクセス方法
車のみで可

✔公式ホームページ
確認出来ず

✔その他特記事項
〇平成11年に放火による火災で社殿焼失
〇旧東海道の道祖神としての側面もある

新名神高速道路「甲賀土山I.C」から「片山神社」

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この記事を書いた人
篠町

30代に突入した製薬会社に勤めるサラリーマン。
仕事にやりがいを見い出せず、プライベートで趣味の競艇や寺院仏閣巡りに精を出す。御朱印集めも大好き。

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