今回は、Fateシリーズで大人気キャラクターの1体、宮本武蔵ゆかりの地である八大神社をご紹介します。
Fateシリーズにおいての宮本武蔵は、最早お馴染みとも言える、史実は男性ながら女性化して召喚されるセイバークラスのサーヴァントです。
一応、作中では史実においての宮本武蔵とは区別されており、吉岡一門との騒動や、燕返しで有名な佐々木小次郎と死闘を演じた巌流島での戦いは経験していない、「別の可能性としての武蔵」という設定になっています。
とはいえ、彼女の剣の腕前は、その名に恥じぬ凄腕。
縁が結ばれ、召喚したマスターにとっては頼もしいサーヴァントであることに疑いはないでしょう。
それでは、八大神社へお参りしていきましょう。
八大神社へお参り
京都府京都市は左京区。銀閣寺からほど近い比叡山の麓に鎮座するのは、宮本武蔵ゆかりの地、八大神社。
読みは「はちだいじんじゃ」。
神社の創建は西暦1294年。
京都の観光地として有名な祇園・八坂神社から勧請を受け、この地の守護神として素戔嗚尊(スサノオノミコト)の分霊を祀ったのが発祥と言われています。
またの名を「北の祇園社」といい、境内では織田信長も使っていた織田家家紋「織田木瓜(おだもっこう)」と酷似した「五瓜に唐花(ごかにからはな)」という祇園社であることを示す紋も見ることが出来ます。
織田木瓜紋
五瓜に唐花紋
この瓜二つな家紋(瓜なだけに・・・)は、起源に違いがあり、織田木瓜紋がその名の通り、瓜(きゅうりという説も)を形どったものなのに対し、五瓜に唐花紋は鳥の巣を形どったものだという説があります。
ちなみに織田信長の配下であった柴田勝家がこの「五瓜に唐花紋」を家紋として掲げていたことは、意外と知られていません。
そんな八大神社は、宮本武蔵が当時足利将軍家の剣術師範だった吉岡清十郎・伝七郎を決闘にて破り、面子を丸潰しにされた吉岡家門弟数十人に待ち伏せされ、罠と知りつつも1人で彼らを打ち破った吉岡一門との決闘の地とされる、一条下り松のすぐそばにあります。
傾斜のきつい坂道に面した鳥居には、大きく宮本武蔵ゆかりの地であることが表記されています。
鳥居のすぐ隣には参拝者専用の駐車場(有料)があり、車でのアクセスは抜群。
特に迷うこともなく八大神社へたどり着きます。
鳥居をくぐると、雑木林の参道が境内へと続きます。
さほど広くはない敷地を進むと、社務所と本殿へと続く短い階段があります。
まずは、手水屋でお清めをし、本殿にて、八大神社の御祭神である素戔嗚尊(スサノオノミコト)と稲田姫命(クシナダヒメ)、八王子命(京都・八坂神社で祭られる、牛頭天王に仕える8人の眷属)にご挨拶をします。
本殿のすぐ横には、お目当ての宮本武蔵、その銅像が建っています。
流派・二天一流。天下最強の兵法者として謳われた、宮本武蔵。
先述の通り、吉岡一門との決闘に臨む武蔵は、その勝利を祈願しにこの八大神社へ訪れます。
しかしながら、祈願をする寸前になって「神に頼るなぞ、己の弱さを推して知るべし」と、神頼みをしようとした自身の弱さに恥じ入り、急遽祈願を取りやめた、と伝わります。
言い方を変えれば、宮本武蔵が悟りを得た神社、とも言えるでしょう。
かくして武蔵は、心配する弟子たちに「手出し無用」と言い放ち、たった一人で決闘に赴き、勝利を収めます。
決闘に敗れた吉岡一門は、その後没落していきます。
その決闘の地となったとされる一条下り松の古木も拝見することが出来ます。
この松の木が、かの宮本武蔵の雄姿を見届けたのか、と思うと時を超えた時代の流れに胸がときめきます。(私だけ・・・?)
吉岡一門を倒した武蔵は、その後多くの武勲を立て、やがて佐々木小次郎との運命の日を迎えます。
ちなみに、Fateシリーズ作中においての宮本武蔵は、これらの出来事を経験していないにも関わらず、吉岡一門や宍戸梅軒といった、史実における宮本武蔵の宿敵とも言える相手との決闘を既に果たしているという設定になっています。
というのも、Fateシリーズにおける宮本武蔵は「女性として生まれた宮本武蔵としての可能性の1つ」であり、いわゆるパラレルワールド、ifの世界における宮本武蔵であることが明らかにされています。
なんかややこしい話になってきたし、うどん食べに行くか!
八大神社で頂ける御朱印と受付時間
宮本武蔵が悟りを得た地、八大神社で頂ける御朱印はコチラ。
初穂料は300円。社務所で頂けます。
八大神社の朱印に、二刀を構える宮本武蔵のスタンプが押されています。
御朱印が頂けるのは社務所が開いている9時~17時となっていますので、ご注意下さい。
この御朱印を頂いてしまったら、Fateファンでなくとも、その隣には佐々木小次郎ゆかりの地である「舟島神社」の御朱印を頂かないわけにはいきませんね!!
ちなみに舟島神社とは、巌流島の戦いの舞台となった山口県下関市、船島にある神社のことで、船島=巌流島です。
私も、自分の御朱印帳の八大神社の隣は舟島神社用にと他社の御朱印を頂かずに空けていますので、いつかは必ずこの足で訪れてみたいものです!!
なお、船島は無人島ですので、フェリーでしかアクセス出来ず、舟島神社の御朱印に関しても彦島八幡宮で頂くようになっているそうです。
八大神社のへのアクセス方法
八大神社へのアクセスは車がオススメです。
鳥居のすぐそばに有料の専用駐車場がありますので、そこに停めると徒歩30秒で八大神社境内に入ることが出来ます。
バス・電車でのアクセスも可能ですが、どちらもバス停・駅から徒歩で向かうには距離がある事と、比叡山の麓なので傾斜がきつい坂道を登らなければなりません。
車が無ければ、駅からタクシーを利用するするのもアリだと思います。
幸いなことに、八大神社の境内は決して広くはないので、体力に自信がある方は歩いて行くことも十分可能です。
余談にはなりますが、八大神社のすぐ隣には、あの故ダイアナ妃も訪れた「詩仙堂(しせんどう)」というお庭がとても綺麗なお堂があります。
八大神社に参拝して詩仙堂には行かないなんて選択肢は無い!と言い切れるほど、訪れる価値のあるお堂ですので、そのお庭を散策する為にも、徒歩で向かう方は体力温存しておきましょう!!
詩仙堂についてもいずれご紹介したいと思います。
まとめ
✔名称
旧村社 八大神社
✔御祭神
素盞嗚命(牛頭天王)
稲田姫命(頗梨采女)
八王子命
✔所在地
京都府京都市左京区一乗寺松原町1番地
✔営業時間
年中無休 9時~17時
✔専用駐車場
有
利用料:500円
✔御朱印
社務所にて頂く
初穂料:300円
✔アクセス方法
車・バス・電車、いずれも可
✔公式ホームページ
>>八大神社 公式HP
✔その他特記事項
〇隣接する「詩仙堂」にもぜひ訪れておきたい
「八大神社」
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